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こじまファミリークリニック
その他
 

クリニックでは、地域に根ざしたプライマリーケアをおこなっております。 

地域医療と美容医療。
このふたつは、一見相いれないようなもの同士にもみえます。しかし、必ずしもそうではないと考えます。

医療は救命・延命のためのものですし、まず第一はそうです。

しかし、医療の発達とともに、救命・延命のためだけではなく、QOL(Quality of Life:生活の質)の向上に対しても興味がうつってきています。
極端な言い方をすれば、例えば、風邪の治療もQOLの向上が目的ともいえます。風邪の治療をしなくても(つらさがまし長期化するかもしれませんが)生命には関係ないからです。
それどころか、例えば、救命・延命のための医療の代表例ともいえる「がん治療」においても、治療効果向上とは関係ない「縮小手術」や「腹腔鏡手術」などQOLの向上に大きな関心がよせられています。


当院では、H23.5より医師主導型多施設共同臨床試験「bFGFの紫外線障害萎縮皮膚に対する若がえり効果についての研究」に参加して、H25.1.31にて、臨床試験の症例登録は予定どおり終了しましたここでは、その内容について紹介します。

これは「肌の若返りというQOL」の向上をめざすものです。

肌=皮膚というのは、治療効果が、誰にでもわかってしまう評価が厳しいものという見方ができます。一方、見えるというのは安心感、共有感とつながっています。例えば、胃内視鏡をしないと見えない、あるいは見えても普段見慣れない、「胃の粘膜が炎症をおこしています」と聞くと、恐怖感にかられる方がみえます。そのとき、みえる皮膚を指さして、「ここでいう炎症というのは、胃の粘膜が、この皮膚のように老化とともに変色ししわがよったようなもので、そう心配することありませんよ」と説明すると安心感につながるようです。

「肌の若返り」をQOLの向上として求めるかどうかは人それぞれだと思います。

中には、それは「見た目をかえるだけ」と思われる方もみえるでしょう。
ただ、わたしたちは、「形」にとどまらず、「肌の質」や生活の質の改善までアプローチしていけたらと考えています。



「bFGF(塩基性繊維芽細胞増殖因子)」を真皮内注入することで「肌年齢を15歳若返らせる」、ことをねらう臨床研究について

皮膚の老化(しわ、皮膚のたるみ、色素沈着)は加齢自体によるものの他に、紫外線に長時間暴露されることによる障害の影響がきわめて大きいといわれてます。

老化してしまった皮膚を若返らせることは、なかなか困難です。
しかし、障害(紫外線等)によってすすんだ老化を、年齢相応になんとかもどせないだろうか?とわれわれは考えています。


ここでの「肌の若返り」とは、「しわ、くすみ、肌のはり」の改善を意味します。

この治療と、従来のフィラー(ヒアルロン酸注入、ボトックス注射、血小板浮遊液注入)を用いた方法との違いを以下で簡単に説明していきます。



図にあるように、bFGFは真皮内に注入します。

そうすると、増殖因子であるbFGFの作用で半年から1年かけて、真皮は厚くなっていきます。それとともに、真皮の構成成分、たとえば「肌の張り」をたもつ「弾性繊維」の量が増えてきます。「真皮の質を変える」ことで肌の若がえりを狙います。その効果は数年(2年以上)持続します。

一方、ヒアルロン酸注入は、真皮内に「すぐに吸収されない水」を注入するとたとえられます。「真皮の質はかわりません」。それゆえ、3-6カ月たって消える(吸収される)たびにくりかえし注入が必要です。
血小板浮遊液注入も、水ではなく「自分の細胞」ですが、真皮の質がかわらないこと、くりかえしの注入が必要なことは、ヒアルロン酸と同じです。
ボトックス注射は、真皮や脂肪のさらの下にある筋肉を動かなくする作用です。筋肉を動かさなければしわはよりませんよね?もちろん、真皮の質はかわらず、くりかえしの注入が必要となります。


この「bFGFを真皮内注入することで肌年齢を15歳若返らせる」方法は、方法自体が新しいだけでなく、従来の美容メニューとは異なる新しい普及方法をめざしています。

この方法が、百花繚乱ともいえる「若返りメニュー」の中に埋もれないように普及方法が工夫されています。それが、厚労省の「臨床試験の指針に沿った臨床試験」という枠組みの中でおこなうという意味です。
少しめんどうくさいようですが、臨床試験という方法をとることでは、安全性が高まり、効果について偏らない科学的な評価をし、それを一般に公開することができるのです、

安全性と効果についていえば、この方法は、研究統括責任者の札幌医科大学 准教授 小野一郎先生が自施設(札幌医大)で700回以上おこなってきて安全性を確認し、効果も確認された方法です。
                    参考文献 日本美容皮膚科学会雑誌 第20巻 248-263頁 (2010)

今回の臨床試験の目的は、新しい方法の開発ではなく、この方法を札幌医大以外の施設でおこなっても同じような効果があるか、多施設で検証し、情報を共有・検討することにあります。

研究計画については、札幌医大の倫理審査委員会にて承認されています。

                       ⇒ 増殖因子美容治療研究会

 

化粧は皮膚病患者のQOLを改善する


  化粧品の中に医薬品成分はふくまれてはいけないことになっています。

  つまり、クリニック処方の皮膚外用薬(保湿剤、ステロイド、抗菌剤等)には、どんな高価な化粧品の中にもいれることのできない貴重な成分がふくまれています。
 
 
  一方、医薬品成分にまさるとも劣らないものが香粧品成分の中には隠れており、そのために化粧品業界は大手参入もふくめまさに百花繚乱です。

  当院では、当院でしか入手できない化粧品を置いています。


 
保湿洗顔料、美容保湿剤 「リペアイスト」

  医薬品として認可されている保湿剤は大きく2種類しかありません。そこで種類・質感・効果などに多様性をもたせるために、香粧品成分の中のよい保湿成分を中心として化粧品をつくることには意味があると当院は考え、当院独自で化粧品を開発しました。

   (参考サイト) http://sen-bi.com



 DRX
 
  日本では、医薬品として認可されていないものの、海外では医薬品並みに評価が定まっている成分が含まれた化粧品です。
             (しみ←ハイドロキノン、くすみ←高濃度ビタミンC)

    (参考サイト) http://drx-web.com




 
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