クリニックにみえる方の大半は、軽症。重症ではないかと心配して見える軽症の方や、なんらかの自分の苦痛や悩みをそこで解決してもらえるのではないかと魔法の処方箋を期待されてみえる方など。
その中で、例えば、脳梗塞で半身麻痺がおきた、とか、胃癌が判明した、とかの重症の方は病院に入院となります。だが、残念なことに、ここでも医療でできることは常に限界があります(だから医療は進歩していくわけですが)。リハビリをやっても麻痺が残るとか、今ある治療をしても体内で成長していく癌細胞をなくすことができない、とか。
障害の残った方、あるいは寿命に限りがあるとわかった方(といっても、全員寿命に限りはあるのですが)が、病院を退院してどうすごすか?
今の理想は、自分の家にめんどうを見てくれる方がいて(介護者)、必要なときに看護師や医者がきて苦痛をやわらげる知識や方法を伝えるという、「在宅医療」といわれてます。
だが、すべての理想がそうであるように、現実はなかなかそのとおりにはいかない。
「在宅医療」の成功の鍵は、家でめんどうをみるかたへの「教育」(介護者の立場からみれば「学び」)です。
でも、すべての方がおなじように知識・技術を習得できるわけではありません。それどころか、問題はそれ以前、「教育」を受ける方(学ぶ方)がそもそも家にみえない、というケースはまれではありません。
当院は、開院時より「在宅支援診療所」の認定をうけ、いわゆる「往診」と言われる、個人宅への、訪問診療をおこなっています。
さらに、平成26年8月、クリニック隣に新規に開設された、老人施設「ホスピルビレッジ岡崎」と介護事業所「在宅サポートセンター舳越」にたちあげから関わっています。
ご興味のある方は ⇒ http://hv-h.info まで
訪問診療、訪問看護、ケアプラン作成、訪問介護、の連携先
特に、矢作北中学区、矢作中学区については、岡崎市委託の西部地域包括支援センターと連携をとりながらおこなっていきます。
西部地域包括支援センター(岡崎市委託) 0564-32-0199
当院は、訪問診療、在宅医療をおこなう 「在宅療養支援診療所」として厚生労働省より認定されています(高齢者、慢性疾患、がんの末期の緩和ケア、等)
こじまファミリークリニック 0564-32-8852
訪問診療は、訪問看護ステーションの協力のもと、おこなわれます。様々な、訪問看護ステーションと連携してますが、特に中園町の「ファミリー」との連携が多いです。
訪問看護ステーション ファミリー 0564-64-7362
ケアプラン作成、訪問介護は、当院と関わりの深い、「ホスピルビレッジ岡崎」内にある、訪問介護事業所にて、相談をうけたまります。
在宅サポートセンター舳越 (ホスピルビレッジ岡崎、内) 0564-32-3748
*問い合わせる順番は、自由ですが、おおざっぱに、
医療的必要があるもの ⇒ こじまファミリークリニック、訪問看護ステーション ファミリー
高齢者の介護全般 ⇒ 西部地域包括支援センター、在宅サポートセンター舳越
**4つの施設は、相互に協力しながら、当地区の医療、介護を援助していきます。